今回は、遺言絡みの話です。
さて、遺言において遺言執行者が指定されていた場合、遺言執行者が遺言どおりに執行することになります。遺言執行者は、「遺言の執行に必要な一切の行為をする権利義務を有する」ので(1012条1項)、当然と言えます。
もっとも、それだと困ることが無きにしもあらずで。
例えば、お父様が、自宅の土地建物をそれはそれは大事にしておりましたと。
先代から受け継いだ、狭いながらも楽しい...
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弁護士懲戒シリーズ、今回は、自由と正義2026年4月号で公表されていた事案です。
被懲戒者は、面会交流調停事件の期日の席上で、調停委員や調査官に対し、自分が死ぬ、(調停委員らも)服薬しろ、などと言った挙句、裁判官から注意を受けたところ、自身が服薬したことを示唆する行動に出た、とのこと。
背景事情は分からないのですが、穏やかではありません。
さて、私が弁護士になった頃、先輩方から、こと「マチベン」...
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本日は、弁護士としての時間の使い方について書いてみます。
私が弁護士になったのは、ちょうど2000年の事で。
その頃は、流石に1995年を経てインターネットは普通に使っていましたが、まだまだ黎明期、HPがある法律事務所なんて、ごく一部。
私が就職した事務所は、比較的新しいメディアに対して前向きな雰囲気でしたが、判例検索はウェブではなく、データ。つまり、事務所に1台スタンドアローンのパソコンで検索す...
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基礎的な民法の概念、それこそ法学部の1年生で習うであろう事項の一つに「背信的悪意者」というモノがあります。
民法177条は、「不動産に関する物権の得喪及び変更は・・・その登記をしなければ、第三者に対抗することができない。」と定められています。
例えば、賃貸用マンションを購入した人が、賃借人に、「私が所有者・賃貸人になったから賃料支払え」と主張するには、登記がないといけない。登記がなされていれば、...
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弁護士の懲戒関係、今回は、特定の事例ではなく「弁護士職務基本規程」なるものについて取り上げたいと思います。
弁護士が懲戒される場合には、単純に罪を犯して捕まった、というケースもありますが、多くは、この「弁護士職務基本規程」に違反していると認定されます。日弁連が定めた規程です。
https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/jfba_info/rules/data/rinzisoukai_syokumu.pdf
例えば、23条は、「弁護士は、...
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