今回は、不動産に関する事件の中でも、いわゆる「建築事件」について。
建築事件とは、マンションを購入したら傾いていた、自宅の新築を依頼したら水漏れがした、下請業者が柱を一本忘れて建築してしまった(本当にありました)、などです。
かなり専門性が高い事件であるため、東京地裁でも、一定の建築事件については、民事第22部が専門的に担当することになっています。事件の進行に応じて、建築士さん等の専門委員が関与...
全文を読む
今回は、遺言絡みの話です。
さて、遺言において遺言執行者が指定されていた場合、遺言執行者が遺言どおりに執行することになります。遺言執行者は、「遺言の執行に必要な一切の行為をする権利義務を有する」ので(1012条1項)、当然と言えます。
もっとも、それだと困ることが無きにしもあらずで。
例えば、お父様が、自宅の土地建物をそれはそれは大事にしておりましたと。
先代から受け継いだ、狭いながらも楽しい...
全文を読む
弁護士懲戒シリーズ、今回は、自由と正義2026年4月号で公表されていた事案です。
被懲戒者は、面会交流調停事件の期日の席上で、調停委員や調査官に対し、自分が死ぬ、(調停委員らも)服薬しろ、などと言った挙句、裁判官から注意を受けたところ、自身が服薬したことを示唆する行動に出た、とのこと。
背景事情は分からないのですが、穏やかではありません。
さて、私が弁護士になった頃、先輩方から、こと「マチベン」...
全文を読む
本日は、弁護士としての時間の使い方について書いてみます。
私が弁護士になったのは、ちょうど2000年の事で。
その頃は、流石に1995年を経てインターネットは普通に使っていましたが、まだまだ黎明期、HPがある法律事務所なんて、ごく一部。
私が就職した事務所は、比較的新しいメディアに対して前向きな雰囲気でしたが、判例検索はウェブではなく、データ。つまり、事務所に1台スタンドアローンのパソコンで検索す...
全文を読む
基礎的な民法の概念、それこそ法学部の1年生で習うであろう事項の一つに「背信的悪意者」というモノがあります。
民法177条は、「不動産に関する物権の得喪及び変更は・・・その登記をしなければ、第三者に対抗することができない。」と定められています。
例えば、賃貸用マンションを購入した人が、賃借人に、「私が所有者・賃貸人になったから賃料支払え」と主張するには、登記がないといけない。登記がなされていれば、...
全文を読む